「よし、投資を始めよう!」
このように思って、いざ投資を始めようとしたときに貯金を
- 一括で投資すべきか
- 分割して投資すべきか
で悩んだことはありませんか?
本記事ではそんな悩みに対して、私も実践しているインデックス投資と高配当株投資の投資タイミングを回答していこうと思います。
結論から言うと、インデックス投資と高配当株投資で一括投資か分割投資のどちらがおすすめかは異なります。
回答は以下のようになります。
- インデックス投資は分割投資(積立投資)がおすすめ
- 高配当株投資は一括投資がおすすめ
それでは、なぜそのような回答になったのか説明してきます。
インデックス投資は分割投資(積立投資)がおすすめ
インデックス投資は分割投資がおすすめとしていますが、以下のチャートを見てください。

これは1970年1月から2021年3月までのNYダウのチャートです。
長期的に右肩上がりなのがわかりますよね。
このように、インデックス投資は長期的に右肩上がりを期待して投資することになるため、理論上は一括投資が有利となります。
しかしチャートを見ると2008年頃、2020年頃に大きく暴落していますよね。
2008年はリーマンショックで50%以上の暴落、2020年はコロナショックで30%以上の暴落が発生しています。
いくら長期的に右肩上がりだったとしても、リーマンショックの直前に100万円を一括投資していた場合、50万円の含み損となってしまいます。
含み損が50万円ならまだ給料からの補填も考えられるかもしれませんが、これがもし1000万円を一括投資していた場合を考えると、含み損が500万円となってしまいます。
そうすると日本人の平均年収以上の含み損となるため、大半の方のリスク許容度を上回ってしまい狼狽売りのリスクが高くなるでしょう。
また下がっている状態で
- 買い増しすることができず指をくわえて見ていることしかできない
- 暴落からいつ回復するのかわからない
といった観点から、心理的なダメージを受けることが想像できます。
しかし現在の株価を見てみると、リーマンショック直前でも買い場だったことになります。
そこまで先を見据えて投資できるのであれば、一括投資することも検討の余地がありますが、実際に暴落したときの心理的側面を考えると分割投資をおすすめします。
高配当株投資は一括投資がおすすめ
インデックス投資とは一転して、高配当株投資は一括投資がおすすめです。
高配当株投資はインデックス投資とは異なり長期間な右肩上がりに期待するというよりは、長期的に配当金を貰い続けることが目的になります。
そのため、価格が下落していて配当利回りが高いところで一括で投資することによって、少ない資金で効率よく投資することができます。
例として、以下のKDDIのチャートを見てみましょう。

2020年3月と2020年9月に大きく下落していますね。
このようなタイミングで一括投資することで、少ない資金で効率よく投資することができます。
ちなみになぜKDDIが2020年3月、2020年9月に下落しているのかというと
- 2020年3月・・・コロナショック
- 2020年9月・・・菅政権誕生(菅総理は携帯料金の引き下げについて言及していた)
が原因でした。
まとめ
本記事では「投資タイミングは一括投資か分割投資(積立投資)どっちがおすすめ」なのかについてまとめました。
投資手法によってどちらがおすすめなのかは異なりますが、
- インデックス投資は分割投資(積立投資)がおすすめ
- 高配当株投資は一括投資がおすすめ
になります。
インデックス投資は短期的には上下するものの、長期的には右肩上がりで推移することを想定しているため、ドルコスト平均法と相性が良く、分割投資(積立投資)に向いています。
高配当株投資では長期的に配当金を貰い続けることが目的になります。
少ない資金で効率よく投資する必要があるため、配当利回りが高いときに一括投資するのがおすすめです。
それぞれの投資の参考になれば幸いです。
インデックス投資と高配当株投資、どちらにするか迷っている方は以下の記事で比較しているので参考にしてみてください。
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