Fund of the Year 2019が発表されたので紹介します

投資
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投資信託を始めたいけど、どういったものに投資すれば良いかわからない・・・。

そういった声に対する回答のひとつとして「Fund of the Year」があります。

2020/1/18に「Fund of the Year 2019」が発表されたので、その中のTOP10について紹介していこうと思います。

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Fund of the Yearとは

Fund of the Yearの公式サイトによると

投資信託について一般投資家の目線でつねに考え、情報を集め、ブログを書いている投信ブロガーたち。投資信託の事情通である彼ら彼女らが支持する投資信託はどれか?

証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票で選び、それを広めることで「自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう!」というイベント

となっています。

確かに証券会社のランキングを見ても、手数料が高かったり、毎月分配型投資信託だったりが上位にランクインしていることもあります。

投信ブロガーの方々はそうしたランキングにも惑わされず、良質な情報を届けてくださっています。

ちなみに「Fund of the Year」は初回が2007年で、今年で13年目なっており歴史があります。

それではTOP10の紹介をしていきます!

【10位】SBI・バンガード・S&P500 インデックス・ファンド

信託報酬:0.0938%

SBIグループとアメリカの資産運用会社であるバンガードがコラボした商品になります。

この商品はバンガードのETFである「VOO」への連動を目指しています。

VOOはアメリカの3大指数のひとつである「S&P500」への連動を目指していますので、VOOを通してS&P500へ投資している形になります。

VOOはバンガードの中で最も売れているETFですが、ドルで買付けすることになり初心者には少しハードルが高いです。

これを円で買付けできるようにするためにSBIグループとバンガードがコラボしました。

設定日が2019/9/26と新しいですが、信託報酬も安く人気の指数であることからいきなり10位にランクインしました。

ちなみにこちらの商品は、現在SBI証券のみで購入可能となっています。

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【9位】バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)

信託報酬:0.09%

こちらは投資信託ではなくETF(上場投資信託)となっています。

こちらはバンガードの商品なので、日本円ではなく米ドルでの買付けとなっています。

10位で紹介したVOOと同じ立ち位置ですね。

VT1本で世界中の株式(約8000銘柄)に分散しており、全世界の投資可能な市場時価総額の98%以上をカバーしています。

もし円で買付けしたい場合は、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」という商品も出ていますので、そちらを確認してみるのも良いでしょう。

楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、今回のFund of the Year 2019でも16位にランクインしています。

関連リンク

【7位】グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)

信託報酬:0.484%

8位がなく7位が2つとなります。

7位のグローバル3倍3分法ファンドは少し毛色が違った商品になります。

まず「グローバル」、「3分法」というところは

  1. 世界の株式(20%)
  2. 世界のREIT(13.3%)
  3. 世界の債券(66.7%)

の3資産に投資していることからきています。

そして「3倍」というのは、この3資産を先物取引などを活用することによって3倍相当額で投資することを意味します。

こうすることによって、リスクを低減しながらリターンを求めていく商品になっています。

信託報酬も0.484%と高めに感じるかもしれないですが、3倍していることを考えると1倍あたり約0.161%と低コストとなっています。

最初の構想から15年ということもあり、とても気合が入っていることがわかります。

ちなみに2020/2/12には、さらに進化させた「グローバル5.5倍バランスファンド(1年決算型)」という商品も登場しているため、今後の投資信託業界のトレンドになってくるかもしれません。

グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)
グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)のファンド詳細ページです

【7位】セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド

信託報酬:0.61%±0.02%(ファンドの規模に応じて変動する場合あり)

同率7位でこちらはセゾン投信とバンガードのコラボ商品になります。

世界の株式・債券に対して50%・50%で運用しています。

設定日は2007/3/15と古く、「Fund of the Year 2007」の第1位にも輝いています。

その後もランクインしているのでそれだけ支持があることになります。

近年は信託報酬も低コスト化してきているので、頑張って欲しいですね!

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【6位】楽天・全米株式インデックス・ファンド

信託報酬:0.162%

こちらは楽天グループとバンガードのコラボ商品となります。

バンガードが出している「VTI」というETFを円で買えるようにした商品になります。

10位のSBI・バンガード・S&P500 インデックス・ファンドと同じようなコンセプトになります。

VTIはアメリカの投資可能銘柄のほぼ100%となる約4000銘柄で構成されています。

アメリカの代表的な指数であるS&P500は500銘柄で構成されていますが、VTIは小型株も含めることによってさらなる分散を図っています。

今後としては、S&P500に連動する投資信託の信託報酬が0.1%を切っているので、楽天・全米株式インデックス・ファンドにも頑張って欲しいですね!

楽天・全米株式インデックス・ファンド | 投資信託・ETFのご案内 | 投資信託・ETFなら楽天投信投資顧問
楽天・全米株式インデックス・ファンドは、米国株式市場の動きをとらえることを目指して、CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行います。ノーロード、ローコストの投資信託です。

【5位】eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

信託報酬:0.154%

こちらは

  1. 国内株式
  2. 先進国株式
  3. 新興国株式
  4. 国内債券
  5. 先進国債券
  6. 新興国債権
  7. 国内リート
  8. 先進国リート

と8資産に均等(12.5%)に投資した商品になります。

幅広い資産クラスに投資しているにも関わらず、信託報酬が低いため支持されているようです。

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【4位】<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

信託報酬:0.1023%

MSCIコクサイ・インデックスという指数への連動を目指しており、日本を除く先進国22カ国約1300銘柄で構成されています。

以前は海外株への少額投資を実践しようとする場合には、最もメジャーな指数でした。

ファンドの純資産総額も多く、信託報酬を引き下げながら現在に至っており、とても支持されている商品です。

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【ニッセイアセットマネジメント】の「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」。実質的に日本を除く主要先進国の株式に投資することにより、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)の動きに連動する投資成果を目標に運用を行います。

【3位】eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

信託報酬:0.10615%

こちらも4位と同じくMSCIコクサイ・インデックスをベンチマークとしているため、動きはほぼ同じになります。

それでも3位になっているのは、eMAXIS Slimシリーズのスローガンである「業界最低水準の運用コストをめざす」という姿勢に共感する投資家が多かったからだと思われます。

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【2位】eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

信託報酬:0.0968%

S&P500に連動する商品になります。

10位にも「SBI・バンガード・S&P500 インデックス・ファンド」がランクインしていますが、あちらはVOOを買付けするのに対し、こちらは直接S&P500に連動することを目指しています。

また

  • 設定日が10位よりも早い(2018/7/3設定。SBIバンガードは 2019/9/26 設定)
  • eMAXIS Slimシリーズのスローガンである「業界最低水準をめざす」姿勢
  • 10位よりも取り扱いの証券会社が多い

といったことが要因だと思います。

現在米国株が流行っていますので、今後もその中心として位置していく商品になると思われます。

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【1位】eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー )

信託報酬:0.1144%

1位もeMAXIS Slimシリーズですね。

こちらの商品は全世界49カ国に投資します。

「Fund of the Year 2018」では3位でしたが、今年は1位になりました。

昨年の1位は「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」(今年は3位)なので、より幅広く全世界に分散されている方が好まれている傾向にあるようですね!

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まとめ

一目見てもわかるようにeMaxis Slimシリーズが人気ですね!

TOP10の内4商品がランクインしており、TOP20まで含めると合計で7商品となっており勢いがあります。

信託報酬は投資信託で必ずかかるコストになりますので、「業界最低水準の運用コストをめざす」といったスローガン通りの姿勢が評価されていますね。

またTOP10の内、アクティブファンドが1つもランクインしていません。

低コストなインデックスファンド、バランスファンドのみとなっています。

これは 「ほとんどのアクティブファンドがインデックスファンドに勝つのは難しい」といった言葉があるので、それがランキングに反映されているのだと思います。

今回のランキングで登場した商品は、7位(グローバル3倍3分法ファンド)、9位以外はつみたてNISAの対象となっています。

つみたてNISAを利用するのにおすすめの証券会社は楽天証券、SBI証券となります。

ぜひ「Fund of the Year」も参考にしながら投資してみてください。

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