Fund of the Year 2020が発表されたので紹介します

投資
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毎年恒例となっている「Fund of the Year」が今年も発表されました。

投資信託を始めたいけど、どういったものに投資すれば良いかわからない・・・。

そういった声に対する回答のひとつとしてFund of the Yearがあります。

2021/1/16に「Fund of the Year 2020」が発表されたので、TOP10を紹介するとともに2019年版と順位の比較をしていきたいと思います。

投資信託って何?っていう方に向けて書いた記事もありますので、ぜひ参考にしてくだだい。

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Fund of the Yearとは

Fund of the Yearの公式サイトによると

投資信託について一般投資家の目線でつねに考え、情報を集め、ブログを書いている投信ブロガーたち。投資信託の事情通である彼ら彼女らが支持する投資信託はどれか?

証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票で選び、それを広めることで「自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう!」というイベント

となっています。

確かに証券会社のランキングを見ても、手数料が高かったり、毎月分配型投資信託だったりが上位にランクインしていることもあります。

投信ブロガーの方々はそうしたランキングにも惑わされず、良質な情報を届けてくださっています。

ちなみに「Fund of the Year」は初回が2007年で、今年で14年目なっており歴史があります。

それではTOP10の紹介をしていきます!

Fund of the Yaer 2020 TOP10

それでは、Fund of the Yaer 2020のTOP10となります。

Noファンド名信託報酬(%)備考
1eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー )0.1144全世界株式
2<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド0.1023先進国株式
3バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)0.08全世界株式
4セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド0.61±0.02株式&債券
5ひふみ投信1.078アクティブファンド
6eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)0.154バランスファンド
7eMAXIS Slim 先進国株式インデックス0.1023先進国株式
8eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本 )0.1144日本を除く全世界株式
9eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)0.0968米国株式
10農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね0.99アクティブファンド

この順位を見て私が思ったのは以下の3点になります。

  1. eMAXIS Slimシリーズが相変わらず強い
  2. 米国株式よりも全世界株式の傾向が強い
  3. 4位、5位、10位に今から投資しなくてもいいかな

eMAXIS Slimシリーズが相変わらず強い

今年の1位、6位、7位、8位、9位にランクインしているのがeMAXIS Slimシリーズです。

eMAXIS Slimシリーズは2017年2月から開始したブランド名であり、何といってもその信託報酬の低さが魅力的なファンドです。

さらに「業界最低水準の運用コストを、将来にわたってめざし続けるファンド」をコンセプトとしており、これまでもそのコンセプト通りに引き下げています。

以下の図が信託報酬を引き下げている実績です。

https://emaxis.jp/lp/slim/pr1/index.html

こうした姿勢に共感する個人投資家を中心に購入する方が多く、eMAXIS Slimシリーズの純資産総額は5000億円を突破しています。

米国株式よりも全世界株式の傾向が強い

TOP10を眺めてみると、9位が米国株式に連動する投資信託ですが、1位、3位、8位が全世界株式に連動する投資信託となっており、米国株式よりも全世界株式の方がランキング入りしていることがわかります。

私自身は米国株式派なので少し残念ですが、それでも全世界株式の傾向が強いということは覚えておこうと思います。

ちなみに、私がおすすめする「米国株式連動の投資信託」、「全世界株式連動の投資信託」も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

4位、5位、10位に今から投資しなくてもいいかな

4位、5位、10位は3本とも0.5%以上と信託報酬が高いため、長期的な資産形成を考える上で投資をしなくても良いと思っています。

逆にそれ以外の7本は信託報酬も0.2%以下と低いため、長期的な資産形成に役立ちます。

TOP10の中で最も信託報酬が高い「9位:ひふみ投信」と最も信託報酬が低い「3位:VT」では信託報酬の差が約1%となります。

ファンドごとに運用実績が異なるため単純に比較することは難しいですが、もし同じ運用実績だったとした場合、毎年1%ずつリターンの差が開いていってしまいます。

アクティブファンドはインデックスファンドに長期的に勝つのは難しいと言われているため、長期的な資産形成を考える場合は、まずインデックスファンドから投資することをおすすめします。

Fund of the Year 2019とFund of the Year 2020を比較

続いて、2019年のFund of the Yearと2020年のFund of the Yearを比較してみました。

NoFund of the Year 2019Fund of the Year 2020
1eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー )eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー )
2eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
3eMAXIS Slim 先進国株式インデックスバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
4<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
5eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)ひふみ投信
6楽天・全米株式インデックス・ファンドeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
7セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドeMAXIS Slim 先進国株式インデックス
8グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本 )
9バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
10SBI・バンガード・S&P500 インデックス・ファンド農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね

eMAXIS Slimシリーズが2019年はTOP10のうち4本(TOP3を独占)でしたが、2020年はTOP3独占は逃したものの、2年連続同じファンドが1位ですしTOP10のうち5本と本数は増えて安定しています。

また米国株式も2019年は3本ありましたが、2020年は1本に減ってしまいました。

私がメインで投資している「楽天・全米株式インデックス・ファンド」も2019年の6位から2020年はTOP10を逃し11位となってしまいました。

楽天・全米株式インデックス・ファンドは、信託報酬がもう少し低くなれば再びTOP10に返り咲くと思うので、ぜひ頑張ってほしいです!

またアクティブファンドが2020年になって増えていますね。

私自身、投資信託は長期的に積み立てていこうと考えているので、アクティブファンドは特に必要ないと思っていますが、短期的に考えるのであれば一考の余地はあるかもしれません。

まとめ

2020年のFund of the YearもeMaxis Slimシリーズの安定感が素晴らしいですね。

今後もこの流れは継続していくと思いますので、投資の参考にすると良いと思います。

信託報酬は投資信託で必ずかかるコストになりますので、「業界最低水準の運用コストをめざす」といったスローガン通りの姿勢が評価されていますね。

今回のランキングで登場した商品は、3位、10位以外はつみたてNISAの対象となっています。(3位のVTは楽天VTであればつみたてNISAで投資することができます)

つみたてNISAを利用するのにおすすめの証券会社は楽天証券SBI証券となります。

特に楽天証券では楽天カードクレジット決済で積み立てすることで、楽天ポイントを獲得できるためお得です。

つみたてNISAについての記事もありますので、ぜひ参考にしてください。

ぜひ「Fund of the Year」も参考にしながら投資してみてください。

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