FXにおける裁量トレードと自動売買の特徴

スポンサーリンク

FXの取引手段として、主に以下の2つがあげられます。

  • 自分で取引を行う「裁量トレード
  • システムに取引をお任せする「自動売買

それぞれの特徴について見ていきましょう!

スポンサーリンク

裁量トレードの特徴

一般的にFXをイメージする場合は裁量トレードになります。

裁量トレードの特徴として

  • 柔軟な取引ができる
  • メンタル管理が重要
  • 時間的拘束が発生する
  • 手数料が低い

といったものがあげられます。

それぞれ見ていきましょう!

柔軟な取引ができる

裁量トレードは注文のタイミング、利益確定のタイミング、損切りのタイミングなどすべて自分の判断によって行うことになります。

そのため、相場の流れと合えば利益が拡大していきますが、相場の流れと反対になってしまうと損失が拡大していきます。

逐一判断が求められるため、その時その時にあったトレードで取引していくことがトレード技術の向上につながっていきます。

メンタル管理が重要

メンタル管理が一番重要となるのは損切りをするときです。

FXで含み損を抱えた時に取る行動としては

  1. 耐えて反転するのを待つ
  2. 損切りをする

のどちらかになります。

1つ目の耐えて反転を待つということは、うまく反転してくれれば良いですが、そのまま含み損を拡大していくことが多いです。

FXはレバレッジがかかっているため、高いレバレッジで取引しているといずれ強制ロスカットされてしまいます。

そのため、そこまで損失を広げる前に損切りをするという決断をする必要があり、そこでメンタルがやられてしまうことがあります。

2つ目の損切りをすることに関しても、損切りした途端に反転したり、含み損になったらすぐに損切りばかりしてしまうと「損切り貧乏」といわれる状態になり、利益を出せなくなってしまいます。

こういったことが積み重なってくるとメンタルがやられてしまうので、そうならないためにも自分なりのトレードルールを決めるなどメンタル管理が重要になってきます。

時間的拘束が発生する

取引手法にもよりますが、短い時間で行う「スキャルピング」や「デイトレード」の場合、注文をしてから決済を行うまで基本的に画面とにらめっこしながらトレードすることになります。

なのでその間、時間が拘束されることになります。

手数料が低い

FXの手数料としてあげられるのは、

  • 売買手数料
  • スプレッド

があります。

裁量トレードを行う場合は、売買手数料は無料となっています。(私が知る限りでは)

スプレッドとは、売りと買いの差額のことで、FX会社の主な収益源となっています。

スプレッドが狭いほどトレーダーにとっては手数料が少なくて済むので、有利になります。

スプレッドは通貨ペア毎に異なっているので、それぞれ確認してみてください。

自動売買の特徴

自動売買はあらかじめ決められた設定に従って機械的に取引する手段です。

自動売買の特徴として

  • 組まれた設定を機械的に取引してくれる
  • 自分が取引できない時間帯でも勝手に取引してくれる
  • 資金管理が重要
  • 手数料が高い

といったものがあげられます。

それぞれ見ていきましょう!

組まれた設定を機械的に取引してくれる

自動売買の場合は、設定した内容に従って淡々と取引してくれるため、裁量トレードとは違って感情が入らないため、メンタル管理がそこまで必要とされません。

設定については、FX会社が用意した中から選択するものであったり、自分自身でエントリー、利益確定、損切りなどを組んでみたりと無限大に組み合わせることができます。

自分が取引できない時間帯でも勝手に取引してくれる

自分自身が取引できない時間帯でも勝手に取引してくれることも、自動売買のメリットです。

例えば、仕事をしている日中であったり就寝中の深夜であったりと、設定に従い自動売買してくれます。

特にNY時間はアメリカの指標などの発表があったりするので、そういった時間帯の取引チャンスも取り逃がさないのは大きいと思います。

資金管理が重要

裁量トレードでももちろん重要ですが、自動売買の場合はさらに重要となります。

一方的な下落相場となった場合は含み損を抱えていくことになるので、強制ロスカットのリスクが高まります。

短期的に運用するのであれば損切りの設定をしたり、長期的な運用をするのであれば十分な資金量を確保するといったような戦略を決めることが重要になってきます。

手数料が高い

裁量トレードと違い手数料が高い傾向にあります。

取引の都度、売買手数料という形で手数料が取られたり、売買手数料は無料だけどスプレッドが裁量トレードよりも広く設定されていたりします。

自動売買のシステムについてはそういったことも考えながら利用していきましょう。

まとめ

裁量トレード、自動売買の特徴を表にまとめて比較してみました。

裁量トレード自動売買
取引の柔軟性ありなし
取引戦略感情が入るためメンタル管理が重要設定した通りの戦略となる
時間的拘束ありなし
資金管理の重要性重要である特に重要である
手数料について安い裁量トレードより高い

それぞれメリット・デメリットがあるので自分の戦略に合わせて選択するのが良いと思います。

ちなみに私自身は裁量トレード、自動売買どちらもやったことがあります。

裁量トレードではDMM FX 、自動売買ではトライオートFXを使っています。

現在は自動売買の方に力を入れています。

やはり感情が入ってしまうので裁量トレードは難しいですね。

自動売買については以下の記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

【FX自動売買】トライオートFXのメリット・デメリットを解説!
本記事では FX自動売買に興味あるけど、トライオートFXってどうかな? といった方向けに、2018年からインヴァスト証券...

コメント

タイトルとURLをコピーしました