個人的な話ですが、FX自動売買のメインの運用先をトライオートFXからトラリピに変更しました。
私は2018年からトライオートFX、2021年からトラリピで運用しています。
本記事では、そんな私がなぜメインの運用先を変更したのか4つの理由を解説していきます。
FX自動売買の運用先を考える際の参考にしてください。
FX自動売買のメインの運用先をトライオートFXからトラリピに変更した理由
私がFX自動売買のメインの運用先をトライオートFXからトラリピに変更した理由は、大きく以下の4つです。
- マネーフォワードとの連携に対応したため
- トライオートFXでは注文できる件数に上限があるため
- トラリピには決済トレール機能があるため
- トライオートFXではスワップポイントが強制的に課税対象になってしまうため
それぞれ見ていきます。
変更理由①:マネーフォワードとの連携に対応したため
私は2018年から資産管理をマネーフォワードで行っています。
同時期にFX自動売買にも興味を持ち運用してみたいと考えていたのですが、マネーフォワードとの連携に対応していたのがトライオートFXでした。
その点でトラリピは選択肢から外していたのですが、2020年12月にトラリピでもマネーフォワードとの連携が可能になったという発表がされました。
その後2021年になってから、私も実際にトラリピを運用してみて、なおかつマネーフォワードとの連携速度も速いのでとても満足しています。
変更理由②:トライオートFXでは注文できる件数に上限があるため
FX自動売買はあらかじめ想定した範囲に注文を設定しておいて、その設定の間でレンジ相場を形成していた場合に自動売買としての威力を発揮します。
しかしトライオートFXでは注文できる件数に以下の上限があります。
2018年8月4日(土)より適用。上限を越えると取引規制がかかります。
<総建玉件数>上限1,000件(両建て含む)
<有効注文件数>上限2,500件※決済注文につきましては通常どおりご発注いただけます。
※既に発注した自動売買注文につきましては、新規注文の発注時もしくは約定時に件数上限を超えていた場合は、注文が失効となり、当該自動売買注文が稼働停止となります。
https://www.invast.jp/triauto/service/summary/method.html#02
私の場合は複数の通貨ペアに対して幅広い範囲に仕掛ける設定のため、注文件数に上限が出てしまうとその目的が達成できません。
私の目的とトライオートFXの仕様が噛み合っていなかったということですね。
変更理由③:トラリピには決済トレール機能があるため
トラリピには決済トレールという機能があります。(こちらはトライオートFXにはありません)
決済トレールとは、トラリピにおける利益の拡大をねらう機能の名称です。
トレールは、英語の「trail(追跡する、の意)」。
ある一定のルールに従って、決済価格が相場を追いかけることで、トレンド相場におけるトラリピの利益の拡大をねらいます。
https://www.m2j.co.jp/fx-toraripi/order-type/settlement-trail
以下の図が決済トレールのイメージになります。

決済トレールは相場が大きく動きながらレンジした場合に有効な機能となります。
逆に相場の動きが小さい場合は利益を取りこぼすことになるためデメリットにもなり得ます。
しかし決済トレールのON・OFFを変更することができるため、相場の状況によって柔軟に使い分けることができます。
変更理由④:トライオートFXではスワップポイントが強制的に課税対象になってしまうため
トライオートFXでは、以下のようにスワップポイントが強制的に課税対象になってしまいます。
為替差損益は12月31日取引終了時点までに決済により確定した損益が課税対象なります。スワップポイントは決済、未決済に関わらず課税対象となります。
https://www.invast.jp/blogs/fx-biginner/#4-3
詳細には以下の画像のようになっています。

上記のようにポジション保有中に年を越してしまうと、スワップポイントの中に課税対象のものとそうでないものが混ざってしまうため大変わかりにくいです・・・。(2番目と3番目)
私の場合は運用結果を集計するため、スワップポイント関連が複雑になってしまうのは避けたいです。
反対にトラリピでは以下のようになっています。
- ポジションを保有中のスワップポイントは課税対象とならない
- スワップ振替機能でスワップポイントのみ決済できる
トラリピの方がシンプルでわかりやすいため好みですね。
まとめ
本記事では2018年からトライオートFX、2021年からトラリピを利用している私が、メインの運用先をトライオートFXからトラリピに変更した理由について解説しました。
変更した理由は以下の通りです。
- マネーフォワードとの連携に対応したため
- トライオートFXでは注文できる件数に上限があるため
- トラリピには決済トレール機能があるため
- トライオートFXではスワップポイントが強制的に課税対象になってしまうため
特に「1. マネーフォワードとの連携に対応したため」、「2. トライオートFXでは注文できる件数に上限があるため」の理由が大きいです。
メインはトラリピになりますが、今後トライオートFXはサブで利用しようと思います。
現状、自動売買で運用中なので設定を一時停止し、徐々にポジションを減らす方針です。
その後は相場の変化に応じて、ピンポイントで運用していこうと考えています。
FX自動売買の運用先を決める際の参考になれば幸いです。
関連記事です。
トライオートFXについての紹介記事です。
トラリピについての紹介記事です。
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