今回は実際に投資をしている人と指定ない人について、どれだけの差が生まれるのか、考えてみたいと思います。
前提条件
以下の4パターンの人を用意してみました。
- 毎月15万円投資をしている人
- 毎月15万円貯金をしている人
- 毎月5万円投資をしている人
- 毎月5万円貯金をしている人
投資している人の年利は6%と仮定します。
6%という数字は過去アメリカに投資していた場合の利回りになります。
ここから、4パターンの人の10年後、20年後、30年後の結果を見てみましょう。
結果
結果は以下のようになりました。
10年後 | 20年後 | 30年後 | |
1. | 2448万円(2318万円) | 6834万円(6187万円) | 1億4688万円(1億2830万円) |
2. | 1800万円 | 3600万円 | 5400万円 |
3. | 816万円(772万円) | 2278万円(2062万円) | 4896万円(4276万円) |
4. | 600万円 | 1200万円 | 1800万円 |
カッコ内の数値は税引き後になります。株式の場合、利益の約20%が税金なので、20%引いた金額を表示しています。
1の人の場合
これはもう圧倒的ですね!
お金持ちは更にお金持ちになっていくというのを体現しています。
この中では唯一資産が1億円を突破しています。
2の人の場合
こちらも大きな資産を築いていますが、1の人と比べると3倍近くの差が出てしまっています。
また、30年間では3の人に追いつかれませんでしたが、かなり迫られていました。
ちなみにこのまま、更に時間を進めていくと、
3の人には税引き後で37年後に追い越されます。(2の人…6660万円、3の人…6749万円)
3の人の場合
4の人より3倍近く増やすことができましたが、流石に30年では2の人に追いつくことはできませんでした。
もし30年で2の人に追い越そうとする場合、
毎月6万5000円を投資に回すことによって、税引き後で30年後に追い越すことができます。(5560万円)
4の人の場合
当然といえば当然ですが、この中で一番低い結果となりました。
この結果からわかること
上記の結果から、投資をするしないによってどんどん差が広がっていくことがわかりました。
これは「複利」によるものとなります。
複利とは、投資した金額に対してリターンがあった場合、次からはそのリターンに対しても利子がついていくことを言います。
例えば100万円持っていて年利6%だとすると、
1年目は106万円になりますが、2年目になると106万円に対して6%の利子がつくため、112.36万円となります。これが少しずつ大きくなることによって、10年後には約179万円となります。
ちなみに元本の100万円に対してのみ年利6%だとすると、10年後には160万円となり10年で19万円の差となっていきます。ちなみに元本に対してのみ利子がつくことを単利といいます。
こういったように、小さい元本から徐々に増やしていくことが重要となっていきます。よく雪だるまに例えられたりしています。
投資をする上で重要なこと
投資をする上で重要なこととしては、
どれだけの金額を投資用の資金に回すことができるか
といったことになります。
投資用の資金を増やすために必要なことを以下に3点あげてみました。
- 収入を上げる
- 支出を抑える
- 投資の利回りを上げる
収入を上げる
本業はもちろんのこと、副業なども活用して効率よく収入を上げていく必要があると思います。
支出を抑える
主に生活費を抑えることになります。
例えば、
- 家賃を抑える
- 携帯のキャリアを格安simに変更する
などです。
重要な点としては、固定費に注目することです。
毎月支出するお金を調べて、そこから減らせないかどうかを検討することです。
投資の利回りを上げる
投資の利回りを上げるという手もありますが、利回りを上げるということは、その分リスクも上がってしまうため、リスク管理が重要になってきます。
投資の神様と言われているウォーレン・バフェット氏でも年利20%ほどとなっています。
もちろん1年で2倍3倍と増やすことは投資の勉強、運など様々な要素が絡めば可能ですが、それがずっと続くとは限らないということを肝に銘じる必要があります。
今後の予測としては、世界全体に投資して、年間約4~5%ほどのリターンを言われていますので、それを目安にしていきましょう。
まとめ
簡単にですが、4パターンの人で投資をするかしないかどうなるか試算してみました。
1の人、2の人のような人のように圧倒的に入金するのは難しいと思いますが、もしできた場合、ものすごい差が生まれることはわかったかと思います。
また、世の中の大半の人は4の人が多いかと思います。
一説には快適な老後を過ごすのに3000万円必要という話もありますが、4の人を見てわかるように貯金だけで達成するのは相当難しいと思います。
これからの時代、3の人のように少しづつでも投資をすることが必要になってくると思います。
人生を豊かにしていくためにも、投資の勉強を始めていきましょう。
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