本記事では2020年12月の相場について日米を中心として振り返っていきます。
今月は以下の4つのニュースについて見てみようと思います。
- 新型コロナウイルスワクチン接種開始
- イギリスのEU離脱が完了
- 日経平均株価が27000円台突破で30年ぶりの高値更新
2020年11月については以下の記事を見てください。
新型コロナウイルスのワクチン接種開始
イギリスでは12月7日から始まったワクチン接種ですが、アメリカでは14日から接種が始まりました。
アメリカで14日、新型コロナウイルスのワクチン接種が始まった。
国内のワクチン接種事業としては過去最大規模となり、来年4月までに1億人にワクチンを接種させる計画だ。
米ファイザーと独ビオンテック製のワクチンが数百万回分が、全国150カ所の病院に届けられた。
https://www.bbc.com/japanese/55312446
またアメリカでは2例目となるワクチンの緊急使用許可を承認しています。
アメリカの製薬会社モデルナが開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、アメリカのFDA=食品医薬品局は18日、緊急使用の許可を出したと発表しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201219/k10012772821000.html
ファイザー、モデルナともに90%以上の有効性を示すとされているため期待が高まっています。
またバイデン氏も公開接種するなど安全性をアピールしています。
日本では2月下旬に医療関係者、3月下旬に高齢者を対象としてワクチン接種の予定を組んでいるので、収束に向かっていくことが期待されます。
イギリスのEU離脱が完了
2016年6月23日のイギリスのEU離脱決定から4年半たった2020年12月31日、ついにイギリスがEUから完全に離脱することが決定しました。
英下院は30日、政府が欧州連合(EU)と合意した自由貿易協定(FTA)を発効させる法案を賛成521、反対73の圧倒多数で承認した。
イギリスはこれで現地時間31日午後11時(日本時間1月1日午前8時)、EUから完全に離脱する。
イギリスは今年1月31日にEUを離脱したが、その後は移行期間として、EUの通商規則に沿って行動していた。
FTAによって31日午後11時を最後に、イギリスはEUの単一市場と関税同盟を抜けるが、EUへの輸出で関税がかけられることはない。
https://www.bbc.com/japanese/55494640
一時は合意なき離脱の懸念もありましたが、なんとか合意して離脱しましたね。
今後経済にどういう影響が出てくるのか注視する必要があります。
日経平均株価が27000円台突破で30年ぶりの高値更新
先月は26000円台を超える動きをしましたが、今月になってさらに上昇しました。
12月29日には27568.15円と約30年4ヶ月ぶりの水準にまで上昇しています。
実体経済が全然ついてきていないのに、こんなに上昇するものなんですね。
3万円台も視野に入りそうですが、このまますんなり行くのか2021年も目が離せないですね!
日米の市場について
日経平均株価

日経平均株価12月の終値は27444.17円と、11月の終値の26433.62円より約1000円上昇しました。
トピックでも書きましたが、30年ぶりの高値となっています。
今年1年の値動きを振り返ってみると
- 始値・・・23204.86円(1月6日)
- 安値・・・16552.83円(3月19日)
- 高値・・・27568.15円(12月29日)
- 終値・・・27444.17円(12月30日)
と、ものすごく乱高下した1年でしたね。
ダウ平均株価

11月の終値は29638.64ドルでしたが、12月の終値は30409.56ドルと約800ドルも上昇しました。
11月の終値はきっちりと3万ドルを超えて終了しましたね。
こちらも今年1年の値動きを振り返ってみると
- 始値・・・28868.80ドル(1月2日)
- 安値・・・18591.93ドル(3月23日)
- 高値・・・30409.56ドル(12月30日)
- 終値・・・30409.56ドル(12月30日)
となっており、12月の終値が年初来高値かつ史上最高値という輝かしい記録を残しました。
アメリカでもワクチン接種がどんどん開始されているのと、経済対策として2回目の現金給付2000ドルの法案が可決したことが追い風となりました。
今後ワクチン接種の効果で出て感染が収束に向かっていけば、低金利も追い風に米国株の一段高も期待できるかもしれません。
私の投資方針について
インデックス投資は変わらず続けています。
私の保有している投資信託の記事は以下になるので、参考にしてください。
日本の高配当株投資はSBIネオモバイル証券で投資しています。
12月は市場が上がっていってしまい全く買えませんでした。
SBIネオモバイル証券のメリット・デメリットについて書いた記事は以下にあります。
FX自動売買もトライオートFXで変わらず行っています。
設定についても公開していますので、参考にしてください。
12月は約64600円ほどの利益でした。
まとめ
12月はダウ平均株価が史上最高値や日経平均株価が30年ぶりの高値、イギリスのEU離脱完了などリスクオンとなった月でした。
一方で新型コロナウイルスの感染拡大は止まっていません。
1日あたりの新規感染者数がアメリカでは平均20万人、日本では平均3000人、イギリスでも直近は5万人を超えるなど感染が拡大しています。
さらにイギリスで拡大した新型コロナウイルスの変異型も世界各国に回っています。
アメリカ、イギリスでは順次ワクチン接種が開始しているので今後どうなっていくのかですね。
2021年も金融緩和が継続していくと思いますので、引き続きポジションを確認しながら投資を行っていきたいと思います。
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