お金持ちになりたいけど、そもそもどこからがお金持ちだろう?また、日本に何人いるんだろう?
そんな疑問があるかと思いますが、 野村総合研究所が富裕層の調査結果を発表しているので、見てみようかと思います。
日本人のお金持ちの割合について
野村総合研究所では、純金融資産保有額から次の5つの階層に分けています。
- 超富裕層(5億円以上)
- 富裕層(1億円以上5億円未満)
- 準富裕層(5000万円以上1億円未満)
- アッパーマス層(3000万円以上5000万円未満)
- マス層(3000万円未満)
となっています。
「純金融資産保有額」 とは、預貯金、株式、債券、投資信託、一時払い生命保険や年金保険など、世帯として保有する金融資産の合計額から負債を差し引いた額のことです。
以下が金融ピラミッドとなります。

純金融資産保有額の階層別にみた保有資産規模と世帯数
この調査では、人数ではなく世帯数となっています。
総世帯数5372.3万世帯について、各層の純金融資産保有額・世帯数の割合を見てみましょう。
純金融資産保有額 | 純金融資産保有額の割合 | 世帯数 | 世帯数の割合 | |
超富裕層 | 84兆円 | 5.46% | 8.4万世帯 | 0.16% |
富裕層 | 215兆円 | 13.97% | 118.3万世帯 | 2.2% |
準富裕層 | 247兆円 | 16.05% | 322.2万世帯 | 6% |
アッパーマス層 | 320兆円 | 20.79% | 720.3万世帯 | 13.40% |
マス層 | 673兆円 | 43.73% | 4203.1万世帯 | 78.24% |
この表からわかることは、
- 世の中の約8割がマス層に属する
- 2%超の超富裕層、富裕層が20%近くの純金融資産を保有している
ということになります。
たった2%ほどの人たちが20%近く金融資産を持っているってすごいことですよね!
また、こちらには2000年から2017年の保有資産額規模と世帯数の推移を表示します。

(2000年~2017年の推計結果)
この表について、野村総合研究所では
富裕層および超富裕層の保有する純金融資産額の増加は、景気拡大と株価上昇によって富裕層および超富裕層の保有資産が拡大したことに加え、金融資産を運用(投資)している準富裕層の一部が富裕層に移行したためと考えられます。また、富裕層・超富裕層である親や祖父母からの相続や、生前贈与を受けて富裕層・超富裕層になった世帯、および自ら起業して新規株式公開(IPO)や事業売却により資産規模を拡大した世帯も増えていると考えられます。
としています。
まとめ
富裕層の純金資産額が増加していることについて、
- 景気拡大と株価上昇によって富裕層および超富裕層の保有資産が拡大したこと
- 富裕層・超富裕層である親や祖父母からの相続
- 生前贈与を受けて富裕層・超富裕層になった世帯」、「自ら起業して新規株式公開(IPO)や事業売却により資産規模を拡大した世帯
とありました。
この内、2.と3.についてはなかなか難しいところがあるかと思いますが、1.については関係なく実践できるかと思います。
もちろん景気縮小による株価下落時には、真っ先にダメージがくることになりますので注意する必要があります。
それでもお金持ちが実践しているやり方を少しでも取り入れ、コツコツとやっていくことが大切ではないでしょうか?
マス層の上のアッパーマス層になるだけでも、上位約20%に入ることができます。
私も現在マス層ですが、アッパーマス層、そしてそれ以上を目指していこうと思いますので、共にがんばりましょう!
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