本ブログは投資初心者の方に対して、つみたてNISAから始めることをおすすめしています。
でも実際につみたてNISAで投資を始めてみて、どれくらい増えるのかって気になりますよね?
本記事ではつみたてNISAで投資してみた結果、一体いくらになるのかをシミュレーションしていきたいと思います。
そもそも「つみたてNISAって何?」っていう方は以下の記事を参考にしてみてください。
つみたてNISAの運用イメージ
つみたてNISAの要点をまとめると以下のようになります。
- 投資の利益が非課税となる(通常は約20%が税金となる)
- 年間の投資可能金額が40万円
- 最長20年間の運用が可能(運用が終了した場合は売却するか特定口座への移管が可能)
- 金融庁が厳選した投資信託(一部ETF)が対象
続いてつみたてNISAの運用イメージとして、金融庁HPに以下の図がありましたので引用します。

つみたてNISAは非課税期間が20年となっていますが、基本的に1年かけて40万円を投資して残りの19年間を非課税期間として運用していく形になります。
例えば
- 2018年に40万円投資して、2019年~2037年の19年間を非課税期間で運用する
- 2019年に40万円投資して、2020年~2038年の19年間を非課税期間で運用する
といったように1年ずつずれていきます。
図だとつみたてNISAの投資可能期間が2018年~2037年となっていますが、2024年の法改正で2042年まで投資可能期間が伸びるそうなので、今から始めても十分に非課税の恩恵を享受できます!
この図を頭に入れた上で、実際につみたてNISAでいくら増えるのかシミュレーションをしてみましょう!
つみたてNISAの運用シミュレーション
本記事では以下のように考えてシミュレーションしてみました。
- シミュレーションに積立計算を利用
- 年利率は3%、5%、7%の3パターンでシミュレーション
- 積立年数:1年、毎月積立金額:3.3333万円、積立前の元金:0万円、複利方式:年複利、利息組込み:期初、課税方式:非課税
- 積立年数:19年、毎月積立金額:0万円、積立前の元金:「積立年数:1年」の計算結果の金額、複利方式:年複利、利息組込み:期初、課税方式:非課税
実際にシミュレーションしてみた結果を表にしてみました。
3% | 5% | 7% | |
1年後の投資結果 | 40万6502円 | 41万860円 | 41万5231円 |
20年後の投資結果 | 71万2723円 | 103万8200円 | 150万1951円 |
1年後の投資結果では40.6万円~41.5万円と差額が1万円以内ですが、20年も経つと3%と7%で倍以上に差が広がっています。
複利の力の偉大さを感じざるを得ません!
これを2018年から2042年の25回分(25年間)満額で積み立てて5%で運用できたと仮定すると
投資元本 | 1000万円(40万円×25回) |
運用結果 | 2595万5000円(103万8200円×25回) |
になります。
しかも運用益の1595万5000円に対して税金がかからないため、いかに大きなことなのかがわかるかと思います。
これだけで老後2000万円問題を解決するポテンシャルを秘めているのはすごいことですよね!
ちなみに上記のシミュレーションでは、つみたてNISAを20年間運用後に売却することを前提としています。
しかし必ず売却しないといけないわけではなく、特定口座へ運用してそのまま運用を続けることもできます。
その場合は、一度利益確定してその金額で特定口座(課税口座)に新たに投資することになります。
もし2021年から始める際は、2021年から2042年の22年間になります。
5%で運用できたとすると運用結果は2284万400円となるため、こちらも老後2000万円問題の解決に期待が持てそうな結果ですね!
まとめ:つみたてNISAだけでも老後の資産形成の中心となる
本記事では、つみたてNISAを運用してみてどれくらい増えるのかシミュレーションしてみました。
3%、5%、7%でそれぞれシミュレーションしてみた結果が以下のようになりました。
3% | 5% | 7% | |
1年後の投資結果 | 40万6502円 | 41万860円 | 41万5231円 |
20年後の投資結果 | 71万2723円 | 103万8200円 | 150万1951円 |
最後につみたてNISAの開始年である2018年から始めた方、記事執筆時点である2021年から始めた方がそれぞれどれくらい増えるのかシミュレーションしてみましょう。
3% | 5% | 7% | |
2018年~2042年の25年分つみたてNISAを運用した場合 | 1781万8075円 | 2595万5000円 | 3754万8775円 |
2021年~2042年の22年分つみたてNISAを運用した場合 | 1567万9906円 | 2284万400円 | 3304万2922円 |
全世界株式の過去のリターンが大体4~5%ほどなので、今後もこのリターンが続くと仮定すると2000万円に到達できそうですね。
未来に期待が持てるような内容だったのではないでしょうか?
つみたてNISAを始める際は、大手ネット証券である楽天証券やSBI証券がおすすめです。
楽天証券は楽天ポイントで投資することができたり、楽天カードクレジット決済によって投資することもできるため、普段楽天系のサービスを利用している方には特におすすめとなります。
本記事のシミュレーション結果を参考に、ぜひ投資を始めてみませんか?
コメント