本記事では、世界最大の資産運用会社であるアメリカのバンガード社について紹介していきます。
世界初のインデックスファンドを個人投資家に提供
バンガード社の創始者は「インデックスファンドの父」と呼ばれているジョン・ボーグルで、1976年に世界初のインデックスファンドを設定しました。
最初のインデックスファンドは「ファースト・インデックス・インベストメント・トラスト」という名前で、S&P500に連動するインデックスファンドでした。
当時のアクティブファンドの年間平均経費率約2~3%に対し、年間0.5%の経費率で提供しました。
最初は全然受け入れられなかったそうですが、ボーグルは諦めずファンドを運用し続けていったことで投資家たちに受け入れられていきました。
この努力があったことで、今日私たちが気軽に投資できるようになったので感謝ですね!
運用コストが安い
バンガード社は運用方針として、投資家の利益を最優先にしており、それが低コストでの運用に表れています。
以下は米国籍投資信託の経費率の年率平均を表した図になっています。

時代とともに平均値よりも経費率を圧倒的に下げてきたことがわかります。
ちなみに2020年現在バンガード社で最も運用額が大きい「VOO(バンガード・S&P500 ETF)」の経費率は0.03%とバンガード社の中でも最安水準となっています。
バンガード社の商品を買うにはどうすれば良いか?
バンガード社の商品の購入方法は
- ドルでETFを購入
- 円で投資信託を購入
のどちらかになります。
それぞれ紹介します。
バンガード社の商品をドルでETFを購入する
バンガード社で提供されているのはドル建てのETFとなっています。
- 多くの種類のETFを購入可能
- 成行注文や指値注文といったように注文の幅が広い
- ドル建ての購入となるので、購入手順が初心者には少し難しいところがある
- 1株単位での購入となるので、例えば1万円分購入といったことができない
バンガード社のETFは楽天証券、SBI証券を始めとした大手ネット証券で購入することが可能です。
私個人としては
- 為替手数料が安い
- ETF定期買付サービスがある
という2点からSBI証券での購入がおすすめです。
関連記事もありますので、是非参考にしてください。

バンガード社の商品を円で投資信託を購入する
バンガード社はETFを提供していますが、日本で円建てで購入したい場合、投資信託で購入することができます。
- 円建てで購入可能
- つみたてNISAに対応している
- 少額から投資できる(100円から)
- すべてのETFが投資信託となっているわけではないので種類は圧倒的に少ない
- 価格が1日1回しか決まらず、狙った価格で購入することはほぼできない
初心者の場合は投資信託から始めてみよう!
初心者の場合はとっつきやすい投資信託から初めてみるのがおすすめです。
投資信託って何?っていう方向けに投資信託についての記事もあります。

バンガード社のおすすめの投資信託を紹介します。
投資信託名 | バンガード社の商品名 | 説明 |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | VTI | アメリカを丸ごと投資 |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | VT | 全世界を丸ごと投資 |
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド | VOO | アメリカの代表500社に投資 |
投資信託の商品名を見てわかるように楽天とSBIがそれぞれバンガード社とコラボした商品となっています。
これらの商品についてですが、大手ネット証券で買うことができます。
1つ注意点があり、「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」は記事執筆時点では、楽天証券で購入できないので欲しい方はSBI証券で購入してください。
バンガード社はこれからも投資家目線の運用をしてくれると思いますので、魅力を感じた方はぜひ購入してみてはいかがでしょうか?
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