2018年からつみたてNISAの制度が始まったことで、より低コストな投資信託が登場するようになりました。
本記事では、その中でも全世界を投資対象としている「全世界株式」型の投資信託のおすすめを紹介していきます。
ぜひ投資をする際の参考にしてください。
投資信託って何?って方は以下の記事をご覧ください。
おすすめの全世界株式型の投資信託
全世界株式型の投資信託でおすすめのファンドは以下の3つです。
ファンド名 | 信託報酬(税込み) | 純資産総額 | 設定日 |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 0.212% | 490.05億円 | 2017/9/29 |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.1144% | 456.45億円 | 2018/10/31 |
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | 0.1144% | 256.57億円 | 2018/3/19 |
どのファンドも信託報酬が低く、純資産総額も大きい人気ファンドとなっています。
それぞれのファンドを見てみましょう!
楽天・全世界株式インデックス・ファンド
楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、楽天とアメリカの有名な資産運用会社であるバンガード社がコラボしたファンドで、楽天VTという名前で親しまれています。
VTというのはバンガード社が運用しているETF(上場投資信託)となっており、全世界の株式市場の約98%をカバーしています。
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスというインデックスに連動しており、約8000銘柄に分散されています。
国別構成比率は以下のようになっています。

世界中に分散しているといっても、半分以上はアメリカとなっています。
それだけアメリカが強いということですね!
通常はドルで購入することになりますが、楽天VTを通して買うことで円で手軽に投資することができます。
楽天VTのみ唯一、つみたてNISAが始まる2018年1月よりも前にできたファンドです。
そのため残り2つの投資信託よりも信託報酬が高いですが、純資産総額も大きいファンドになっています。
同じFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動している投資信託で、「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」というファンドがあります。
こちらは信託報酬が0.1102%とおよそ半分以下となっているため、おすすめのファンドとなっています。
ただし純資産総額が92億円ほどとあまり資金が集まっていなかったため紹介しませんでした。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
楽天VTよりも1年あとにできたファンドですが、純資産総額が迫っているのが、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)です。
こちらも全世界を対象としていますが、楽天VTとは連動するインデックスが異なっています。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)はMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスというインデックスに連動しています。
国別構成比率は以下のようになっています。
国別構成比率_20200331.png)
楽天VTと比べてみてもパーセンテージが若干違いますが、投資する国はほぼ同じとなっています。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は三菱UFJ国際投信が提供している「eMAXIS Slimシリーズ」の1つです。
シリーズのコンセプトである「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続けるファンド」に共感した投資家が多くいることで純資産総額が楽天VTに迫っており、信託報酬も楽天VTよりも約50%安くなっています。
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
こちらもeMAXIS Slimシリーズです。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)から日本を除いた形となっています。
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)というインデックスに連動しています。
そのままですね(笑)
国別構成比率は以下のようになっています。
国別構成比率_20200331.png)
日本が除かれているため、その分が他国に比率が調整されていますね。
日本は少子高齢化という危機に世界で一番初めに直面すると思います。
そのような懸念がある中で、世界中に投資したいけど日本を含めたくないという方にはピッタリのファンドです。
こちらもオール・カントリーと同じく信託報酬が低いのも魅力的です。
まとめ
本記事では全世界株式を対象とした人気の投資信託を紹介してきました。
今から購入するのであれば、信託報酬の安い「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」か日本への投資を控えたいのであれば「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」がおすすめです。
まずはつみたてNISAから始めてみましょう!
つみたてNISAについては以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
また世界の時価総額の半分以上を占めているアメリカに一極集中したいというのであれば、全米株式型の投資信託についての記事もありますので、ぜひ参考にしてください。
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