現在私はトライオートFXでFX自動売買、SBIネオモバイル証券
で日本株の高配当株投資を行っています。
そこで、それぞれの特徴を比較してみようと思います。
FX自動売買の特徴
FX自動売買の特徴として以下の5つをあげます。
- 設定したレンジ内で売買を行い差益を得る
- レバレッジ取引となっている
- ロスカットリスクがある
- 土日以外24時間動いている
- FXの損失は確定申告で翌年へ繰り越せる(最大3年)
それぞれ見ていきましょう!
設定したレンジ内で売買を行い差益を得る
設定したレンジ内で売買を行い差益を得るとはどういうことか、まずは以下のチャートを見てみてください。

これは2000年~2020年4月までのドル円チャートになります。
ここから読み取れることは「2002年に最高値134円で、2012年に最低値76円」ということです。
ということはドル円はこの20年の間で76円~134円の範囲(レンジ)内で売買を行えば、利益を出せるということになります。
ここで自分だったらどのように設定するのか考える必要があります。
例えば
- 過去20年を考えて76円~134円の間で設定してみよう
- 134円は流石に高すぎるから最高値120円で考えてみよう
- リーマンショック時の76円まで流石にいかないと思うから最低値90円にしてみよう
- 2014年から2020年までそこまで動きがないから100円~120円で設定してみよう
などいろいろ考えがあるかと思います。
しかし自分で設定を考えたり、実行するのはハードルが高いと感じると思います。
例えば私もやっているトライオートFXでは「自動売買セレクト」というものがあります。
これはトライオートFX側であらかじめ設定されているもののため、自分が気になったものをすぐに選択することができます。
まずは自動売買セレクトから選んでみて、その後慣れてきたら自分で設定するというのも良いかと思います。
レバレッジ取引となっている
FXなのでレバレッジがかかった取引となっています。
レバレッジとは少ない資金で大きな取引ができる仕組みのことで、よく「てこの原理」で例えられています。(てこは少ない力で大きなものを動かすことができるため)
レバレッジをかけて取引することで大きく利益を出せる一方、損失も大きくなります。
次は損失が大きくなったときに気をつけなければいけない「ロスカットリスク」です。
ロスカットリスクがある
FXをやる上で一番気をつけないといけないのは「ロスカット」です。
ロスカットとは、含み損が一定の水準に達したときに、ポジションを自動的に強制決済する仕組みのことを言います。
FXではレバレッジがかかっているため、損失が大きくなる傾向があるので一定の水準を設け、それ以上の損失の拡大を防ぐためにFX各社で導入されています。
とはいえFX自動売買の場合は常に含み損を抱えながら投資することになります。
そのためロスカットされてはまずいです。
ロスカットにならないために気をつけることは
- 資金を多く入金しておく
- 損切りする
となります。
FX自動売買の場合は、損切りせずに資金を多く入金しておくことがおすすめです。(含み損に耐える)
レンジ相場を想定しているため、一度下がってしまっても、また上がってくるという考えだからです。
土日以外24時間動いている
FXは月曜日の7:00~土曜日の5:50まで動いています。(夏時間)
なので平日はほとんど動いていることになります。
日本の株式市場は9:00~15:00なので、取引するチャンスが圧倒的に多いです。
取引時間はFX会社にもよりますが
- 夏時間(3月第2日曜~11月第1日曜)は月曜日の7:00~土曜日の5:50
- 冬時間(11月第1日曜~3月第2日曜)は月曜日の7:00~土曜日の6:50
となっています。
自分がFXする際は、FX会社で取引時間の確認をしましょう。
FXの損失は確定申告で翌年へ繰り越せる(最大3年)
FXの損失は確定申告することで翌年へ繰り越すことができます。
最大3年繰り越すことができるので、もし損失が出ても安心ですね。
株でも同じように損失を3年繰り越せますが、高配当株投資をする場合は、株を売らない前提のためあまり関係ありません。
高配当株投資の特徴
続いて高配当株投資の4つの特徴です。
- 配当金によるキャッシュフローの改善
- 増配の可能性
- 減配・無配・倒産リスク
- 配当控除による税制優遇
それぞれ見ていきます!
配当金によるキャッシュフローの改善
配当金をもらうことでお財布が一つ増えることになるため、キャッシュフローの改善になります。
投資額を増やすことで、配当金の金額も積み上がっていくため、投資のモチベーションの維持にも役立ちます。
また、いくら貰えるか計算しやすいというのもメリットになります。
仕事をしている人の場合、基本的に年収がいくらになるのか12月になるまでわからないと思います。
しかし配当金の場合は、投資金額と配当利回りが分かれば年間に受け取る金額が計算できます。
例えば、配当利回りが3%(税引き後)であれば
- 100万円投資すれば年間3万円
- 1000万円投資すれば年間30万円
- 1億円投資すれば年間300万円
配当金が貰えることになりますので、すぐに計算ができ使い道についても考えやすくなりますね。
増配の可能性
企業の業績が良ければ、配当金が増配されることがあります。
高配当株投資は長期投資の前提なので、もらえる配当金が上振れする可能性があるということは嬉しいですね。
日本企業でそういった企業を見極めるのは難しいですが、業績や株主還元といった情報から判断が必要になります。
減配・無配・倒産リスク
増配の可能性がある一方、景気後退や業績悪化によって配当金の減配もあり得ます。
更に悪化すると無配や倒産もあり得てしまいます。
高配当株投資をする際は、これらのリスクに常に晒されてしまうのでできるだけ業績が良い企業への投資が求められます。
特に大減配・無配・倒産は絶対避けなければなりません。
配当控除による税制優遇
日本株の配当金の場合、確定申告をすることで「配当控除」を受けることができます。
年間の所得が330万円以下だと、配当金にかかる税金が5%になります。(通常は約20%です)
投資にかかる税金は20%が基本となっておりこれでも安い方ですが、5%というのは驚異的な税率ですね!
条件によりますが積極的に活用していきたい制度です。
外国株の場合、配当控除は利用できませんが、代わりに「外国税額控除」という制度が使えるので確認してみてください。
FX自動売買と高配当株投資(日本株)の比較
高配当株投資 | FX自動売買 | |
安定度 | 安定度あり | 安定度なし |
投資難易度 | 高 | 中 |
高配当株投資の方が安定感はありますが、難易度としては難しいところがあると思います。
理由としては、
- 配当金は安定して入金されるため
- しかし、安定して配当金をくれる企業への見極めが難しい(投資のタイミングをはかる必要がある、減配や倒産しないような会社を選択しないといけない)
があげられます。
逆にFX自動売買は安定感はありませんが、難易度としては高配当株投資よりは難しくないかなと思います。
理由としては、
- 配当金は安定して入金されますが、FX自動売買の場合は相場の動きによりますので、安定度はありません。(高配当株投資より多く入金されるかもしれないし、少なく入金されるかもしれない)
- 投資の難易度としては高配当株投資より難しくないと思います。投資のタイミングをはかる必要がなく基本的にはいつでもOKだからです。(ただしレンジ範囲外に出てしまったときにどう対応するか、ロスカットされないようにする等、資金管理が重要になります)
となります。
まとめ
FX自動売買と高配当株投資(日本株)の比較をしてみました。
どちらもうまく使うことができれば、チャリンチャリンとお金が入ってきます。
これがインデックス投資の場合だと、そうはいかないですね。
また、チャリンチャリンと入ってきたお金を何に使うかというのも大事ですね。
例としてあげてみると、
- インデックス投資の種銭にする
- 高配当株を更に買い増しする
- FX自動売買の証拠金として利用し、設定を追加する・ロスカットされないようにする
- 生活必需品など消費に使う
- 本や資格取得など、勉強のための自己投資に使う
- 旅行資金や美味しいものを食べるなど、人生の満足度を高めるために使う
などを考えてみました。
私自身、FX自動売買をトライオートFX、日本株の高配当株投資をSBIネオモバイル証券
で行っています。
トライオートFXについては私自身が現在運用している設定についての記事がありますので、良かったら参考にしてみてください。

高配当株投資で利用しているSBIネオモバイル証券については、メリット・デメリットを書いています。

また、インデックス投資と高配当株投資の比較に記事も書いているので、良かったら見てみてください。

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