この記事では、投資経験がない初心者が最初にやるべきおすすめの投資法について説明してきます。
ずばり結論として、
- 米国株式に連動するインデックスファンド
- 全世界株式に連動するインデックスファンド
のどちらかを定期的に買っていき(ドルコスト平均法)、長期的(20年以上)に持ち続けるという投資法です。
理由を説明します。
米国株式or全世界株式に連動するインデックスファンドがおすすめな理由
理由としてはシンプルです。
それは「右肩上がりに成長し続けている」からです。
次の図を見てください。

この図は「ETF活用!新年に向けたグローバル投資。日本株だけでいい?」という記事から引用したものです。
1989年を100とした場合の2019年9月末時点の米国株式、世界株式、日本株式のパフォーマンスを表しています。
見ての通り、米国株式が16~19倍という圧倒的なリターンを誇っています。
まさに平成の時代は米国株式一択だったということですね。
続いて世界株式も米国株式には劣りますが、6~7倍のリターンとなっています。
一方で日本株式はなんと1倍を割り込んでしまっています・・・。
この図は過去のデータなので、今後どうなるかは予想できませんが、私自身は米国株式や世界株式は今後も伸びていくだろうと思っています。
日本の場合だと、代表的な指数である日経平均株価はバブル期の1989年12月の最高値を未だに超えることができていません。
今後、少子高齢化によって経済力が弱まっていくことを考えると、日本株式が右肩上がりになることが予想しづらいです。
それであれば、世界最強の経済大国であるアメリカや世界全体の成長にかけるほうが良いかなと思っています。
私自身は今後もアメリカが伸びていくだろうと予想しているので米国株式への投資をおすすめします。
しかし、今後中国やインドといったアメリカ以外の国々が伸びていくだろうと予想するのであれば、全世界を対象にした株式に連動するインデックスファンドでも良いと思います。
それでは実際に買うべきおすすめのなファンド名について見ていきましょう!
米国株式or全世界株式に連動するおすすめのインデックスファンド
投資経験がない初心者の場合は、まず「投資信託」から始めるのをおすすめします。
「投資信託って何?」っていう方向けにも記事がありますので見てみてください。

それでは具体的なファンド名を米国株式、全世界株式をそれぞれ紹介していきます。
おすすめの米国株式インデックスファンド
ファンド名 | 信託報酬(年率) |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.0968% |
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド | 0.0938% |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 0.1620% |
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」は、名前にある通り「S&P500」に連動するインデックスファンドです。
S&P500はアメリカの有名な指数のうちの一つで、米国を代表する企業500社で構成されており、投資の神様といわれているウォーレン・バフェットもおすすめしている指数です。
S&P500のインデックスファンドを2つ紹介しているため、どちらにすれば良いか迷ってしまうと思いますが、基本的にはどちらでも構わないです。
簡単に特徴を出してみたので、自分にあった方を検討してみてください。
- 業界最安水準を目指す
- 大手ネット証券であればどこでも購入できる
- 現時点でS&P500に連動する投資信託の中では最安
- 現時点で取り扱いがSBI証券のみ
つまり、SBI証券を利用する場合は「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」、それ以外の場合は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が選択肢になります。
またもう一つおすすめにあげているのが、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」です。
S&P500は米国を代表する企業500社で構成されていますが、楽天・全米株式インデックス・ファンドの場合は、米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバーしています。
なので、米国株式を丸ごと欲しい人向けになっています。
しかし、信託報酬が他の2つより高いのと、値動き自体はS&P500とほとんど同じ動きをするため、今から始める場合はS&P500に連動するインデックスファンドでいいかなと思います。
私自身は楽天・全米株式インデックス・ファンドを購入しているので、信託報酬が早く下がってくれないかなと首を長くして待っています(笑)
おすすめの全世界株式インデックスファンド
ファンド名 | 信託報酬(年率) |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.1144% |
SBI・全世界株式インデックス・ファンド | 0.1102% |
上記の2つは連動している指数が違います。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)・・・MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド・・・FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス
指数が違うということは構成している国の比率や投資対象が違ってきます。
全世界株式インデックスファンドは基本的に「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の方を購入すれば良いと思います。
「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」の方が信託報酬が安いのになぜ「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の方を勧めるのかというと、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の方が資金の流入が多く人気のファンドであるためです。
「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」も悪くないのですが、ファンドにお金が集まらなかった場合、最悪ファンドの運用が終了してしまう可能性があります。(これを「償還」と言います)
そのため、余程気に入っていない限り「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」をおすすめします。
全世界株式に投資したいけど、
- 日本で生活するため、日本以外の資産を持ちたい
- 日本株は別で持つから必要ない
といったニーズに答えるようなファンドも存在します。
そのファンドとは
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
になります。
投資の参考にしてください。
まとめ
投資経験がない初心者が最初にやるべきおすすめの投資法について解説しましたが、いかがでしたか?
再度要点をまとめると
- 米国株式に連動するインデックスファンド
- 全世界株式に連動するインデックスファンド
のどちらかを定期的に買っていき(ドルコスト平均法)、長期的(20年以上)に持ち続けるという投資法です。
長期的に買っていくことになるので、投資は早く始めるべきです。
その理由についても下記の記事で解説していますので、ぜひ見てください!

コメント