【買わなくてOK】投資信託の純資産総額TOP10を紹介します

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2018年からつみたてNISAが開始されて以降、投資信託への注目度が高まってきました。

そこで気になったのが、投資信託で最も純資産総額が大きいのはどんなファンドかということです。

本記事では投資信託の純資産総額TOP10を紹介するとともに、つみたてNISA対象の人気ファンドが一体何位なのかについても書いていきます。

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投資信託の純資産総額TOP10

それでは投資信託の純資産総額を10位から紹介していきます。

聞いたことがないファンド名ばかりだったのでびっくりしました。

投資信託の純資産総額は日本経済新聞のデータを参考にしています。(2020/9/24時点)

10位:フィデリティ・USリート・ファンドB

ファンド名純資産総額(億円)購入手数料(%)信託報酬(%)設定日償還日
フィデリティ・USリート・ファンドB5,070.473.31.542003/12/9
ファンドの概要

「フィデリティ・USリート・マザーファンド」への投資を通じて、主として米国の取引所に上場(これに準じるものを含む)されている不動産投資信託(REIT)に投資を行う。

FTSE NAREIT Equity REITs インデックス(税引前配当金込/円ベース指数)をベンチマークとする。

実質外貨建資産については、原則として為替ヘッジを行わない。

10位は「フィデリティ・USリート・ファンドB」というファンドで、海外REITを対象としています。

10位で純資産総額が5000億円あり、設定日も2003年と古いです。

また、毎月分配型の投資信託なのであまり魅力を感じませんね。

9位:フィデリティ・USハイ・イールドF

ファンド名純資産総額(億円)購入手数料(%)信託報酬(%)設定日償還日
フィデリティ・USハイ・イールドF5,146.753.31.7381998/4/1
ファンドの概要

「フィデリティ・USハイ・イールド・マザーファンド」への投資を通じて、米ドル建て高利回り事業債(ハイ・イールド・ボンド)に投資する。

銘柄選択に関しては、個別企業分析により判断する。

ICE BofA USハイ・イールド・コンストレインド・インデックス(円換算)をベンチマークとする。

原則、為替ヘッジは行わない。

9位は「フィデリティ・USハイ・イールドF」でした。

ハイイールド債とは格付会社の信用がBB以下の評価を受けている会社の社債のことです。

信用度が低い分、金利が高く設定されています。

今回紹介する中では設定日が一番古い1998年となっています。

こちらも毎月分配型の投資信託となっています。

8位:グローバル・プロスペクティブ・ファンド

ファンド名純資産総額(億円)購入手数料(%)信託報酬(%)設定日償還日
グローバル・プロスペクティブ・ファンド5,307.963.31.6582019/6/282029/5/21
ファンドの概要

主として、「日興AM ARKディスラプティブ・イノベーション・ファンドクラスA」への投資を通じて、日本を含む世界の金融商品取引所に上場されている、破壊的イノベーション(既存の技術やノウハウの価値を破棄し、全く新しい商品やサービスを生み出すもの)を起こし得るビジネスを行う企業の株式を投資対象とする。

原則として、為替ヘッジを行わない。

8位は「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」でした。

破壊的イノベーションって何だろう?と思い投資対象の上位を調べてみると

  1. テスラ
  2. スクエア
  3. トゥーユー

となっていました。

1位のテスラは言うまでもないですが、イーロン・マスク氏の電気自動車の会社ですね。

2位のスクエアはモバイル決済の会社、3位のトゥーユーは非営利の大学と契約してオンラインの学位プログラムを提供する会社のようです。

今後も話題になりそうな分野ですね。

このファンドは設定日が2019年ということで新しいファンドになっています。

また償還日が設定されています。

償還日とは投資信託が運用を終了する日のことです。

このファンドでいうと2019/6/28から2029/5/21の約10年間限定の運用ということですね。

長期投資を軸とするのであれば、償還日というのはマイナスにしかなりませんね。

7位:GSテクノロジー株式ファンド B(H無)

ファンド名純資産総額(億円)購入手数料(%)信託報酬(%)設定日償還日
GSテクノロジー株式ファンド B(H無)5,440.293.32.091999/11/29
ファンドの概要

「netWINテクノロジー株式マザーファンド」を通じて、テクノロジーの発展により恩恵を受ける米国企業(メディア、テレコミュニケーション、テクノロジー、サービス等のセクターにおいて、インフラ、コンテンツ、サービス等を提供する企業を含む)の株式に投資する。

原則として対円での為替ヘッジは行わない。

7位は「GSテクノロジー株式ファンド B(H無)」でした。

こちらも1999年に設定されたということで、結構古いです。

投資対象の上位を調べてみると

  1. マイクロソフト
  2. アルファベット(グーグル)
  3. アマゾン・ドット・コム
  4. アップル
  5. ビザ
  6. フェイスブック

ということで、今をときめくGAFAMが入っていますね。

ただし、今からこのファンドを買うくらいであれば、米国ETFである「QQQ」を買ったほうが信託報酬も安い(0.2%)ので良いのではないかと思います。

またこのファンドは年2回分配金を出しています。

6位:A・バーンスタイン・米国成長株投信D

ファンド名純資産総額(億円)購入手数料(%)信託報酬(%)設定日償還日
A・バーンスタイン・米国成長株投信D5,491.243.31.7272014/9/162034/6/15
ファンドの概要

「アライアンス・バーンスタイン・米国大型グロース株マザーファンド」を通じて、主として成長の可能性が高いと判断される米国株式に投資する。

企業のファンダメンタルズ分析と株価バリュエーションに基づく銘柄選択を基本としたアクティブ運用を行う。

ベンチマークは、S&P500株価指数(配当金込み、円ベース)とする。

毎計算期末の前営業日の基準価額に応じた分配を目指す。

原則、為替ヘッジせず。

6位は「A・バーンスタイン・米国成長株投信D」でした。

投資対象の上位を調べてみると

  1. マイクロソフト
  2. アルファベット(グーグル)
  3. アマゾン・ドット・コム
  4. ビザ
  5. フェイスブック

となっており、米国大型グロース株マザーファンドというように米国の大型株が多いです。

7位のファンドとは異なり、投資対象TOP10にアップルは入っていませんでした。

このファンドも毎月分配型投資信託ですね。

また償還日が設定されており、約20年間の運用となっています。

5位:GESGハイクオリティ成長株式F(H無)

ファンド名純資産総額(億円)購入手数料(%)信託報酬(%)設定日償還日
GESGハイクオリティ成長株式F(H無)5,589.873.31.8482020/7/202030/7/12
ファンドの概要

「グローバルESGハイクオリティ成長株式マザーファンド」への投資を通じて、主として国内および新興国を含む世界の金融商品取引所上場株式(上場予定を含む。)

DR(預託証券)もしくは株式と同等の投資効果が得られる権利を表示する証券および証書等を含む。)に投資を行う。

マザーファンドの組入比率は、原則として高位を維持する。

原則、為替ヘッジを行わない。

5位は「GESGハイクオリティ成長株式F(H無)」でした。

ESGとは「環境・社会・企業統治」に配慮している企業のことを指しており、今後のトレンドとなっていく言葉です。

組入上位銘柄は

  1. アマゾン・ドット・コム
  2. TALエデュケーション
  3. マスターカード

となっています。

2位のTALエデュケーションは、理数系を中心とした教育サービスを提供している中国企業です。

2020年に設定されていますが、5位にランクインしています。

こちらも償還日が設定されており、運用期間が10年となっています。

4位:次世代通信関連 世界株式戦略ファンド

ファンド名純資産総額(億円)購入手数料(%)信託報酬(%)設定日償還日
次世代通信関連 世界株式戦略ファンド5,708.513.31.8482017/12/152028/1/7
ファンドの概要

「Next Generation Connectivity Fund JPY Unhedged Class」への投資を通じて、主として日本を含む世界各国の金融商品取引所等に上場(上場予定を含む)している次世代通信関連企業(通信技術の発展によって業績面で恩恵を受けることが期待される企業)の株式(預託証書(DR)を含む)に投資する。

原則として為替ヘッジを行わない。

4位は「次世代通信関連 世界株式戦略ファンド」でした。

ファンドの愛称が「THE 5G」ということもあり、通信技術の発展によって恩恵が期待できる企業に投資しています。

こちらも償還日が設定されており10年間ですね。

3位: G・ハイクオリティ成長株式F(ヘッジなし)

ファンド名純資産総額(億円)購入手数料(%)信託報酬(%)設定日償還日
G・ハイクオリティ成長株式F(ヘッジなし)5,758.693.31.872016/9/302026/9/4
ファンドの概要

「グローバル・ハイクオリティ成長株式マザーファンド」を通じて、主に国内および新興国を含む世界の上場株式(予定を含む)に投資する。

投資アイデアの分析・評価や、個別企業の競争優位性、成長力の評価に基づき選定した質の高いと考えられる企業(ハイクオリティ成長企業)の中から、市場価格が理論価格より割安と判断される銘柄を厳選する。

原則、為替ヘッジを行わない。

3位は「 G・ハイクオリティ成長株式F(ヘッジなし)」でした。

投資対象の上位を調べてみると、5位の「GESGハイクオリティ成長株式F(H無)」と7つも被っていたので、両方とも買う意味はないかなと思いました。

こちらも償還日が設定されており10年間となっています。

2位:東京海上・円資産バランスファンド(毎月)

ファンド名純資産総額(億円)購入手数料(%)信託報酬(%)設定日償還日
東京海上・円資産バランスファンド(毎月)6,619.271.650.9242012/11/92032/7/23
ファンドの概要

主に複数のマザーファンドを通じて、国内の複数の資産(債券、株式、REIT)に分散投資する。

各資産への配分比率は、日本債券70%、日本株式15%、日本REIT15%を基本とするが、基準価額の変動リスクが大きくなった場合には、同リスクを年率3%程度に抑制することを目標として、株式とREITの資産配分比率を引き下げ、その部分は短期金融資産等により運用する。

2位は「東京海上・円資産バランスファンド(毎月)」でした。

10位~3位まで5000億円台でしたが、2位は6600億円も純資産総額があります。

日本国内を対象としており債券多めになっています。

毎月分配型投資信託となっていますが、債券が多いのに大丈夫かなと思ってしまいます。

日本はマイナス金利状態なので、債券の利息も低いですよね・・・。

また償還日が設定されており、運用期間は20年間となっています。

1位:ピクテグローバルインカム株式F(毎月分配)

ファンド名純資産総額(億円)購入手数料(%)信託報酬(%)設定日償還日
ピクテグローバルインカム株式F(毎月分配)9,405.653.851.812005/2/28
ファンドの概要

「ピクテ・グローバル・セレクション・ファンド-グローバル・ユーティリティーズ・エクイティ・ファンド クラスP分配型」への投資を通じて、主に世界の高配当利回りの公益株(電力・ガス・水道・電話・通信・運輸・廃棄物処理・石油供給などの日常生活に不可欠な公益サービスを提供する公益企業が発行する株式)に投資する。

実質組入外貨建資産については、原則として為替ヘッジを行わない。

1位は「ピクテグローバルインカム株式F(毎月分配)」でした。

1位はなんと9400億円もあります。

一時期は一兆円以上あったようです。

高配当となっている公益株に投資しているということで、非常に手堅い感じがしますね。

ファンド名にもあるように、こちらも毎月分配型投資信託になっています。

つみたてNISA対象のファンドは何位?

TOP10にはつみたてNISA対象のファンドはありませんでした。

それだと、つみたてNISA対象のファンドは一体何位にあるかということが気になりますよね?

答えを言うと12位に「ひふみプラス」がランクインしています。

また、つみたてNISAで人気が高い「eMAXIS Slim 米国株S&P500」は56位となっています。

つみたてNISAについての解説記事は以下にありますので、参考にしてください。

まとめ

改めて投資信託の純資産総額TOP10を表にしてみました。

Noファンド名純資産総額(億円)購入手数料(%)信託報酬(%)設定日償還日
1ピクテグローバルインカム株式F(毎月分配)9,405.653.851.812005/2/28
2東京海上・円資産バランスファンド(毎月)6,619.271.650.9242012/11/92032/7/23
3G・ハイクオリティ成長株式F(ヘッジなし)5,758.693.31.872016/9/302026/9/4
4次世代通信関連 世界株式戦略ファンド5,708.513.31.8482017/12/152028/1/7
5GESGハイクオリティ成長株式F(H無)5,589.873.31.8482020/7/202030/7/12
6A・バーンスタイン・米国成長株投信D5,491.243.31.7272014/9/162034/6/15
7GSテクノロジー株式ファンド B(H無)5,440.293.32.091999/11/29
8グローバル・プロスペクティブ・ファンド5,307.963.31.6582019/6/282029/5/21
9フィデリティ・USハイ・イールドF5,146.753.31.7381998/4/1
10フィデリティ・USリート・ファンドB5,070.473.31.542003/12/9

購入手数料が高いですが、購入する証券会社によってはノーロード(購入手数料無料)のものもあります。

総じて言えるのは

  • 購入手数料が高い
  • 信託報酬が高い
  • 毎月分配型投資信託が多い

ということです。

例えば、1位のピクテグローバルインカム株式F(毎月分配)を100万円分購入した場合、1年後には手数料だけで55903円取られることになってしまいます。(購入手数料3.85%で38500円、そこから信託報酬1.81%で17403円、合計で55903円になります。購入手数料がノーロードであれば38500円はかかりません。)

ピクテの直近の基準価額を2500円とすると100万円分購入すると、購入手数料で引かれて約385万口となります。

直近の分配金は1万口あたり30円なので、毎月11550円、年間13万8600円(税引き後11万880円)入ってきます。

これだけだと良さそうに見えますが、実際には信託報酬が年間1.81%必ずかかってきます。

また分配型投資信託の場合は、分配金が投資信託の純資産から支払うこともできるので、その分基準価額が下がるので、元本割れをしながら分配金を貰うことになります。

つまり自分で投資した100万円の中から年間13万8600円を貰っているイメージになります。

しかも分配金には約20%の税金がかかってしまうので意味はないですよね。

そういったものよりも、つみたてNISAの対象となっているような低コストで長期投資に向いているファンドであったり、個別企業や高配当ETFによる配当金投資のほうがおすすめです。

つみたてNISA対象のファンドであれば、全米株式型の投資信託全世界株式型の投資信託がおすすめです。

個別企業への投資であればSBIネオモバイル証券を利用することで低コスト、少額投資をすることができます。

SBIネオモバイル証券については以下の記事を参考にしてください。

高配当ETFであれば、米国の高配当ETFがおすすめです。

こちらも参考記事があります。

ぜひ投資の参考にしてください。

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